売上を伸ばしたいけど、マーケティングについてはイマイチわからない…そんなあなたのために、マーケティングに関するノウハウを、様々なシチュエーションを交えて解説していきたいと思います。

 これまで、ターゲティングメール広告や、アフターフォローメールについてお話してきましたが、今回はこれらに共通するメール配信の基礎部分について説明をしたいと思います。

件名はひと目で分かりやすく

 件名は、顧客がメールボックスを開いたときに最初に目に入るものです。
まずここで興味を引けるかで、メールの開封率はかなり変わってくると言ってもいいでしょう。
ただし、モバイル端末などでは表示される件名の長さには制限がありますので、20文字程度を目安にしてください

 たとえばメールの内容を端的に表したり、「ナイトセール」「タイムバーゲン」「夏物一掃」など期間限定であることを明記したり、顧客が「自分に関係がありそう」「今の自分に必要な情報だ」と思いそうな事を考えて入れるといいでしょう。

 

本文はメールの種類を理解して使い分けよう

送信できるメールの種類には、テキストメールHTMLメールの二つが存在します。

テキストメールはその名のとおり、テキストのみで構成されたメールになります。
顧客の使用しているどんなデバイスやメールソフトでも正しく表示されるという利点がありますが、画像の表示やテキストの装飾ができないので、顧客に与える印象はHTMLメールに比べると劣ります。また、基本的にメールの開封確認をする事ができません。

HTMLメールは、テキストメールと違って好きなようにデザインできます。画像を表示したり、テキストの色や大きさを変えることで、こちらの見せたい点を強調し、顧客に強く印象付ける事が可能です。また、メールの開封率の取得をする事も可能です。ただし、自由度が高い分、メールの作成者にある程度の専門知識が必要ですし、顧客の使用している環境によってはレイアウトが崩れて正しく表示できなかったり、それが元で顧客から迷惑メールと判断されてしまう事があります。

テキストメールとHTMLメール、どちらにもメリット、デメリットがありますので、マーケティングの目的にあわせて、最適な物を選択しましょう。

送信する時間も大事です!

送信する時間帯選びを失敗すると、せっかく気合を入れて作成したメールも開封されずに終わってしまう事もあります。

忙しい時にメールが来ても見ません!

 例えば顧客が主婦であった場合、夫や子供を送り出し、食器を洗ったり掃除や洗濯でパタパタしているような時間帯に送ったり、ビジネスマンの顧客を相手に金曜日の終業時間に送ったりすると「後で見ればいいか」となり、大抵はその「後で」が来ることなく埋もれていってしまいます。

では具体的に正解はあるのかと問われると、残念ながら確実な答えはありません。何故ならば、顧客の職業や生活環境、受信環境がPCなのかスマホなのか、また、届けたい商材の内容といった要素により、多種多様に変化するからです。

現在得ている顧客の属性情報を元に送信時間を想定し、反応を見ながらベストな時間帯を見つけて開封率が上がるように頑張りましょう。

もちろん「顧客蔵人(こきゃくくらうど)」でなら、属性情報でメール送信対象を絞り込むことが出来ますし、カテゴリーに送信時間帯を追加して顧客をグループ分けする事により、メール送信時間の最適化をしていく事が可能です。

いかがでしたでしょうか。以上の内容を踏まえて、より効果的にメールマーケティングを行えるよう、さまざまなパターンでどんどん試してみてください。